マイナンバー導入後、初めての年末調整の時期がやってきました。
昨年10月以降、各人に配布されたマイナンバーですが、今回の年末調整を行うことによって、どのような効果が出るのか大変興味深いところです。
過去には「国民総背番号制(廃案)」や「住民基本台帳カード制」が検討・導入がされていましたが、いずれも普及しないまま頓挫することに。マイナンバーもどうせ同じでしょ!って声も聞こえますが、私個人の見解としては、そんなに甘いものではないと思っています。
マイナンバーは、導入に3,000億円をかけた一大国家プロジェクト!!国の本気度が伺えます。逆に普及されず、3,000億円もの税金が無駄に使われるほうが問題かと思います。
話は逸れましたが、今回の年末調整を行うにあたっての主な変更点です。
まず、源泉徴収票に本人のマイナンバーを記入する欄が追加されています。また本人だけでなく、扶養する親族のマイナンバーの記入も必要になってきます。
年末調整を行うにあたって、期限を設けてもなかなか添付書類が集まらないケースが多く見受けられます。従業員には早めに告知し、必要な書類をしっかり集めることが大切です。
また添付資料にマイナンバーのコピーを求める場合、本人確認終了後は、漏洩防止のため厳重な管理をお願いします。
社会保険労務士 横山